【効果あるけど向き不向きはある】シャドテンってぶっちゃけどうか赤裸々に語る
シャドテンってぶっちゃけどうか。値段に見合った効果あるの?
そう思ってる人向けにこの記事を書きました。
筆者は過去にシャドテンを使って1日30分のシャドーイングを3ヶ月やりこんだことがあります。
その経験から先に言っちゃうと
「シャドテンはめちゃくちゃ良かった!」
です。
とにかくアプリの使い勝手が良く、隙間時間にサクッと使えました。ストレスなく使えるのでシャドーイングを習慣化しやすかったです。
シャドーイングに打ち込んだ結果、「英語特有の発音にキャッチアップできるようになりリスニング力が向上」しました。
これは体感としてもそうですし、テストのリスニングスコアも伸びたので効果があったことは確かです。
ただ、シャドテンを使ってみて私はシャドテンは万人に向いているかというとそうではないとも感じました。使う中で見逃せないデメリットもあったからです。
本記事ではシャドテンのメリットとデメリットについて語ります。
シャドテンのメリット
①スキマ時間にサクッとスマホで勉強できる
②添削でフィードバックをもらえる
③教材が豊富で初級者から超上級者まで対応
④使いやすいアプリ
①スキマ時間にサクッとスマホで勉強できる
英語学習で一番ネックになるのは「時間の確保」
英会話教室だと通学時間がかかります。オンライン英会話にしてもクラスを予約し時間を合わせるのが煩わしい。
でも、シャドテンだと自分がやりたいときにスキマ時間でサクッと勉強できるのが良かったです。
私の場合は通勤時間にブツブツと小さくシャドーイングしたり、夜ソファーに寝転がってる時にシャドーイングをやってました。
自分がやりたいときにスキマ時間でサクッと学習できるはシャドテンの大きなメリットですね。
②添削でフィードバックをもらえる
プロの添削があると、その分上達も早いです。独学でシャドーイングをやるよりも学習効率は圧倒的に高くなります。
シャドテンでは24時間以内に添削フィードバックが送られてきます。このスピード感が素晴らしい。
「こことここの音が”こう”繋がってこう発音します」
こういった添削のおかげで自分は気づいていない発音の間違いを正すことができます。
正しく発音できれば、英語は聞き取れるようになります。
添削をもとに正しく英語を発音できるようになれば今まで聞き取れなかった音声も聞けるようになりリスニング力は向上します。
③教材が豊富で初級者から超上級者まで対応
シャドテンを始める前は「教材が簡単すぎて勉強にならないのでは?」そんな懸念を持っていました。
しかし、その懸念は吹き飛びました。
シャドテンには初級者〜中級者〜上級者向けの教材があって、自分の英語レベルにピッタリな教材が揃ってました。
しかも、シャドーイング教材は内容が面白く、非常に楽しく学習できました。
私はMBAスクール教授がGAFAについて語っているインタビューでシャドーイング練習しました。
シャドテンでは10問ほどの診断テストに回答すると、自分の英語レベルに合ったおすすめの教材を紹介してくれます。
④使いやすいアプリ
シャドテンはとにかくシンプルな設計で、シャドーイングがしやすいアプリです。直感的に操作できる良さがありました。
シャドーイングを継続する上でこの使いやすさはかなり大きかったと感じてます。
学習において使い勝手が良いのは「正義」です。使い勝手の悪さは習慣化の敵になりますからね。
私はシャドテンを使い込んでみて、この使い勝手の良さもメリットだと感じました。
ここまでシャドテンのメリットについて書いてきましたが、気をつけたいデメリットもあるのでその点についても書いておきます。
シャドテンのデメリット
①脳死状態でシャドーイングやってしまいがち
②音声変化、単語、文法の説明がない
③料金が高い
①脳死状態でシャドーイングやってしまいがち
シャドテンはシンプルで使いやすいゆえに脳死状態でなんとなくシャドーイングやってしまいがちです。
「文章を丸暗記してただ暗唱する状態になってしまいがち」なのです。丸暗記しているので当然にスラスラ英語は出てきます。
ただこれでシャドーイングをやった感はあっても本来のシャドーイングの効果を最大限引き出せていなかったのです。どういうことか次の項目で説明します。
②音声変化、単語、文法の説明がない
シャドーイングは英語特有の音声変化に意識的になって発音することが極めて重要です。
音声変化とは英語のネイティブが普段の会話において音をつなげたり、省略したりして、発音を変化させること。
たとえば単語同士の音がつながる「音声の連結」などが代表的な音声変化になります。
音声の連結例:keep in touch:キープ イン タッチ → キーピン タッチ
ネイティブが話す際、音声変化は至るところで起きています。その音声変化を抑えないことには英語を聞き取る力がいつまで経っても身につきません。
シャドテンで脳死状態でシャドーイングする状態になってしまった理由として音声変化の解説がシャドテンにはなかった点が大きいかと考えてます。
誤解のないように言うと音声変化については添削で間違っている箇所については教えてもらえます。でもあくまで一部だけです。
シャドテンは日本語訳はあるものの音声変化を解説が限られているところがデメリットだと感じました。
③料金が高い
シャドテンの料金は月額21,780 円(税込)と他のサービスと比較しても決して安くありません。長期に渡って継続するのはやや負担が大きいなと感じました。
月額料金 | |
---|---|
シャドテン | 21,780 円 |
オンライン英会話 | 6000〜12000円 |
英会話教室 | 2〜3万円 |
シャドーイングのやり方や音声変化について一度知識をつけたら、あとは自分1人でやれるようにするのがベストでしょう。
シャドーイングの効果を最大限引き出せるシャドーイングサービス発見
実際に3か月シャドテンを利用してシャドテンは極めて使いやすいアプリゆえにシャドーイングを習慣化させる上では極めて有用でした。素晴らしいサービスだと思います。
ただし、3か月経って音声変化や単語、文法などもきっちり抑えた上でより効果的なシャドーイングをしたい。そう感じるようになりました。
そこで見つけたのがENGLISH COMPANY MOBILE(以下ECM)というシャドーイングアプリ。
こちらはベネッセグループの株式会社スタディーハッカーが展開しているアプリでした。
シャドテンと同じくシャドーイング音声を提出すると添削までしてくれます。
異なるのが音声変化や単語、文法などもきっちり抑えた上でシャドーイングをする点です。ECMは本質的な英語力の向上のためにより作り込まれた設計になっていると感じました。
ECMでのシャドーイングの流れ
①リスニング
↓
②英単語学習
↓
③チャンクリーディング
↓
④シャドーイング
①リスニング
シャドーイングに取り組む前にまずは音声を聞いてみて内容をどこまで理解できるのかチェックします。
②英単語学習
その後、英単語の意味と発音を確認しながら理解できなかった単語はないかチェックします。こちらの機能はシャドテンにはない点です。
③チャンクリーディング
英文を意味のかたまりごとに理解する(チャンクリーディング)もシャドテンにはない機能です。
チャンクリーディングによって返り読みせず英文を処理していく練習をするとリーディングスピードも飛躍的に向上します。
④シャドーイング
ECMではリスニング、英単語学習、チャンクリーディングをした後、英語の意味内容までイメージしたシャドーイングを行います。
このシャドーイングのやり方はコンテンツシャドーイングと呼ばれるもので、より負荷が高くスピーキング力の向上にも寄与します。
一方シャドテンでは、意味内容を細かく確認するプロセスがないため、あくまで行う英語の発音・抑揚を正確に真似するプロソディーシャドーイングがメインと言えるでしょう。
「プロソディーシャドーイング」
英語の発音・リズム・抑揚(プロソディ)を正確に真似するシャドーイング
「コンテンツシャドーイング」
英語の意味内容(コンテンツ)までイメージしながら行うシャドーイング
シャドテンはプロソディシャドーイングを行い音声面を鍛えることでいやすいリスニング力の向上を目指しますが、ECMの方はコンテンツシャドーイングを行うことで音声面だけでなく文構造の理解、発話のリハーサル効果も促します。つまりリスニング力やリーディング力、スピーキング力などの総合的な英語力向上を目指す網羅的な設計となっています。
⑤音声変化を確認しながらシャドーイング
ECMなら、音の連結や同化、脱落など、音声変化を確認しながらのシャドーイングが可能です。
シャドテンだと音声変化は添削で指摘された部分しかわかりませんが、ECMの場合は音声変化がどこで起きているのかすべて掲載されているのでネイティブの発音を意識したシャドーイングの練習が可能です。
日本語訳
日本語訳もついています。
まとめ:シャドテンとECMの比較
シャドテンとECMの違いを比較しまとめると以下になります。
【シャドテン】
使いやすいアプリでシャドーイングを習慣化し量をこなせる設計になっている
【ECM】
英単語、音声変化も理解しながら質の高いシャドーイングをできる設計になっている
シャドテン | ENGLISH COMPANY MOBILE | |
---|---|---|
月額料金 | 添削ありのプランのみ ¥21,780 | 添削ありのバリュープラン ¥21,780 添削なしのフィードバックプラン ¥4,378円 |
特徴 | スマホアプリのため操作性が高くシャドーイングを習慣化しやすい。 シャドーイングを大量にこなしリスニングの向上が期待できる。 | 英単語確認、音声変化確認、チャンクリーディングが充実している。リスニングに加え、リーディングやスピーキングの向上も期待できる。 TOEIC®︎ IPテスト受験も申し込み可能(有料) |
ECMはシャドテンと異なり、添削なしのプランがあるのですがこれには助かりました。ずっと月額2万円以上を払うのはお財布に厳しいですからね。
私は添削つきのプランで効果的なシャドーイングのやり方を身につけた後に添削なしのプランに移行しました。
また、ECMには追加料金でTOEIC®︎ IPテストを受験することも可能です。TOEIC®IPテストは、通常、英会話スクールなど特定の団体に入っていないと受けられませんが、ENGLISH COMPANY MOBILEに入っているだけで受験資格があるのは大きなメリットです。
ただ、直近のテストだと申し込みに間に合わない可能性もあるので、余裕をもってENGLISH COMPANY MOBILEを始めたほうがよいそうです。
最後に、シャドテン、ECMの両方とも良いサービスです。あなたにとってより適しているサービスを選ぶことができることを願っています。
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