これまで3カ月間、毎日20分ENGLISH COMPANY MOBILEを使って勉強してきました。
レビュー記事を書いている人間の中で最もENGLISH COMPANY MOBILEを使い込んだ人間だと自負しています。
ENGLISH COMPANY MOBILEで英語力は本当に上がるの?
この疑問に対して使い込んだ人間の立場から回答します。
結論から言うとENGLISH COMPANY MOBILEは以下のメリットとデメリットがありました。
単語、文法、リスニング、リーディングをバランスよく学習できる
アウトプットのトレーニングができない
以降ではENGLISH COMPANY MOBILEのメリットとデメリットについて共有したいと思います。
メリットは単語、文法、リスニング、リーディングをバランスよく高められる点
ENGLISH COMPANY MOBILEは単語、文法、リスニング、リーディングをバランスよく学習できるのが良かったです。
ENGLISH COMPANY MOBILEは英語コーチングスクール『イングリッシュカンパニー』の学習法がギュッと凝縮された内容となっています。
イングリッシュカンパニーについて知りたい人はこちら「イングリッシュカンパニー受講生の感想」を参考にしてください。
早速、どの様に学習したのかサクッと解説しておきます。
①トピックを選ぶ
②リスニング練習
③単語確認
④サイトトランスレーション
⑤シャドーイング
①トピックを選ぶ
ENGLISH COMPANY MOBILEには政治、経済、ビジネス、カルチャーなどたくさんのトピックが掲載されています。
トピックは日本やアジアなど身近な話題が多いのも良いですね。トピックの中から興味を持てそうなものを選択します。
ここでは「日本のエネルギー問題」を選ぶことにします。
②リスニング練習
まずはリスニング練習をします。割と難しめの単語も多く、中には聞き取れない単語もありました。
③単語確認
聞き取れなかった単語を確認します。
④サイトトランスレーション
次にサイトトランスレーションに取り組みます。これこそENGLISH COMPANY MOBILEの最大との特徴と言えるでしょう。
サイトトランスレーションとは、英文を「チャンク」と呼ばれる意味のカタマリごとに区切って”英語を英語の語順のまま処理”していくトレーニング方法になります。「英語回路」を形成するためのトレーニングとも言えますね。
サイトトランスレーションは同時通訳者が採用しているトレーニング方法でもあります。
どんな感じでやっていくの見ていきましょう。
まずは以下の様に英文がチャンク(かたまり)ごとに区切られた状態で載っています。
チャンクごとに英語が音声で流れてくるのでその英語を瞬時に日本語へ変換し読み上げます。
「The accident at the Fukushima nuclear plant」
↓
「福島の原子力発電所の事故は」
こんな感じで英語を英語の語順のまま訳します。日本語の語順で訳す必要はないです。
サイトトランスレーションはシンプルなトレーニングなのですが効果絶大です。
私たち日本人は受験英語の弊害で返り読みする癖がついてしまっています。返り読みとは英語を日本語の順番に直しながら、前に後ろに行ったり来たりして英文を読む癖のことです。
返り読みをするとグッと処理速度が落ちてしまいます。返り読みはリーディングやリスニングにも超絶悪影響なんです。
当然ながらネイティブは返り読みせず、英語を英語の語順のまま処理しています。
サイトトランスレーションを繰り返しやることで返り読みを矯正し、英語を英語のまま処理する”英語回路”を形成することができます。
するとリスニングやリーディングの処理速度もアップするのです。
以下、動画でも掲載しています。
⑤シャドーイング
次はシャドーイングをやります。シャドーイングとは流れてくる音声を影(Shadow)の様に追いながら真似して発音するトレーニング方法です。
シャドーイングはやり始めた当初は無茶苦茶大変です。なかなか口が追い付かず、泣きそうになりますw
しかし、毎日練習しているうちについていけるようになってきます。
するとあら不思議、リスニング能力に加えてスピーキング能力も上がってくるのです。
シャドーイングをやりこむことを通して以下の効果を得られます。
・発音が良くなる
・リスニング力の向上
・スピーキング力の向上
・単語や構文などの知識の定着
以下のような感じで音声を追いかけて発音します。
まとめますとENGLISH COMPANY MOBILEで単語、文法、リスニング、リーディングをバランスよく学習できました。
しかしながら見逃せない欠点もあったので以降ではそれについても書いてみたいと思います。
デメリットはアウトプットのトレーニングができない点
ENGLISH COMPANY MOBILEの欠点はインプットに特化していて、スピーキング(アウトプット)向けのトレーニングができない点です。
ただし、これはENGLISH COMPANY MOBILEの価値を否定しているわけではないです。
第二言語習得論ではインプットした知識の一部がアウトプットできる内容に転換すると言われています。つまりインプットすることも無茶苦茶重要なのです。
このインプットにENGLISH COMPANY MOBILEが大きく役立ちます。
ただし、アウトプットのためにはアウトプット向けのトレーニングをしていくことも必要です。
たとえば以下のどちらの人が料理がすぐ上手くなるでしょうか。
Aさん:料理のレシピを丸暗記しただけの人
Bさん:レシピを見ながら料理を毎日作った人
間違いなくBさんの方が料理上手くなりますよね。なぜならアウトプットしているからです。
そこでENGLISH COMPANY MOBILEに加えてアウトプット向けのトレーニングとしては別の教材『英語のハノン』を併用するのがおすすめです。
英語のハノンでは文法を文の型(パターン)を通して身につけ、瞬発的に使えるようにするパターンプラクティスを行っていきます。
インプットした知識をアウトプットで”使える知識”へと変換していくことができるのです。
英語のハノンについてもレビューを書いてるので参考にしていただければ幸いです。
以降ではENGLISH COMPANY MOBILEの料金プランを見ていきます。
ENGLISH COMPANY MOBILEの3つの料金プラン
シンプル | バリュー | フィード バック | |
月額料金 (税込) | 3278円 | 4378円 | 2万1780円 |
教材の配信 | 週11教材 | 週11教材 | 週11教材 |
認知文法動画 | ー | 〇 | 〇 |
ウェビナー | ー | 〇 | 〇 |
シャドーイング 添削 | ー | ー | 〇 |
パーソナル トレーニング | オプション | オプション | オプション |
TOEIC IP 申込み資格 | 〇 | 〇 | 〇 |
ENGLISH COMPANY MOBILEには3つの料金プランがあります。プランごとに内容が違ってきます。
シンプル
→シャドーイング、サイトトランスレーション用の教材のみで十分な人
バリュー
→認知文法動画&ウェビナーも観たい人
フィードバック
→ シャドーイングへの添削もしてもらいたい人
認知文法動画
『英文法の鬼100則』著者である時吉秀弥氏が教える認知文法動画が見放題です。ネイティブがどの様に英語を捉えているのかイメージで直感的に文法を理解できます。超おすすめ。
ちなみに 時吉さんの『英文法の鬼100則』は持っておいて損ないです。暇なときにパラパラ読むだけでも学びが多いですよ。
ウェビナー
英語学習に役立つウェビナーを月に1回開催しています。
シャドーイング添削
お金に余裕がある人には提出したシャドーイングの録音音声を添削してくれるフィードバックプランがおすすめです。
ENGLISH COMPANYの専任トレーナーが細かに添削してくれますよ。
パーソナルトレーニング
英語ジム「ENGLISH COMPANY」のパーソナルトレーニング(90分)を税込2万1780円でスポットで購入できます。
まとめ
まとめるとENGLISH COMPANY MOBILEは単語、文法、リスニング、リーディングをバランスよく学習できる点が良いです。
一方でアウトプットのトレーニングができない欠点もあるのでそこは『英語のハノン』など別教材を組み合わせるようにすると良いでしょう。
ENGLISH COMPANY MOBILE公式ページはこちら
コメント