思ってた10倍くらいよかった。
私が受講した英語コーチングスクールのプログリットではキクタンを1カ月やり込んだ後に英語系インフルエンサーのATSUさん監修の英単語帳「Distinction」に移行した。
正直、使う前までは「どうなんだろう」と思っていたのだが実際に使ってみたところ・・・
「ひょっひょー。この表現使いたかったけど出てこなかった奴やん。お宝門見っけた」の連発。
たとえばだけど「あいつと俺とは波長が合う」って言いたい時があった。英語だと言い方が分からなかったのでHe and I are similar in thinkingとかかな?って感じで表現していた。
でもDistinctionでは「on the same wavelength(波長が合う)」という表現が掲載されている。
Distinctionにはそういう”言いたいけど言えなかった”英単語や英熟語がたくさん掲載されている。
Distinctionで勉強している時の感覚は何かに似ている。そう宝物探しみたいなものだ。
「あるかな、あるかな、おっここに掘り出しもんの表現を見~つけた」みたいな感じでワクワクしながら楽しく勉強できる。
Distinctionって英会話でも役立つ単語なのは確かだろうけどそれに加えて単語の勉強が楽しくなる英単語帳だとも思う。
英単語帳を使って英単語を覚えるのって概して地味でだるいもんだけど、Distinctionなら楽しみながらできるので単語の勉強を続けやすい。
さて以降ではDistinctionを使いこんでみて感じたDistinctionならではの5つの特徴と私が感じた学習効果、Distinctionがおすすめな人について書いてみよう。
Distinctionを使いこんでみて感じた5つの特徴
特徴①使いたい表現が多い、というか映画を観てるとDistinctionの英単語・熟語がモリモリ出てくる
みなさんは英語を話していると「かゆいところに手が届かない」もどかしさがないだろうか?
たとえば「あいつは勉強はできて頭はいいだろうけど、仕事は全然できない」みたいな表現をしたい時がある。
この文脈で言う”頭のいい”ってどう言ったら良いのか分からない。凄くもどかしい。
でもDistinctionではbook-smartみたいな表現があると教えて貰える。
Distinctionで学ぶと、かゆいところに手が届くようになる。そんな英単語帳だと思う。
一方で中卒で叩き上げの頭の切れるやり手社長がいるとする。そういう叩き上げの賢い人を表現するにはstreet-smartが使えると言うのも分かった。
あと映画を観ていると相当な数このDistinctionの表現が出てきて驚いた。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットがポルノ中毒のプレイボーイを演じている『Don Jon』という映画でもDistinctionで習ったone-sided(一方的な、偏っている)という単語が早速出てきて驚いたものだ。
下の動画の2分5秒のあたり。
特徴②例文がすっごいリアルで良い、いい意味でラフさがある。たまにちょけてるのがあるのもまた良い
英単語帳の例文ってなんだか堅苦しいのが多い。堅いのはビジネスシーン向けには良いと思うが、あまり読んでて楽しくはない。
たとえば私がプログリットで1カ月やりこんだキクタン。英単語の基礎固めであったりTOEIC対策には無茶苦茶良いと思う。
でも堅い。例文を読んでるだけで肩が凝ってくるレベル。
一方でDistinctionの方の例文は仕事とか日常会話でも実際によくありそうなリアル感のある会話の例文が多い。
その会話がリアルにイメージできる。 たまにちょけてるのがあるのもまた良いと思うw
君は僕の元カノが返信してくれる可能性ゼロだって言ってたよね。だからそれが間違っていると証明するために彼女に連絡したんだけど、うん、君は正しかった。
You told me there’s no chance that my ex would ever me back. I sent her a message just to prove you wrong, and yep, you were right.
この例文がリアル感満載なのにはDistinctionの監修にAtsuさんに加えて愉快なネイティブ仲間が関わっていることが大きそう。
特徴③その英単語、英熟語の由来の解説が興味深くおもしろい
たとえばFrom Scratchという熟語は「1から、最初から」という意味だが、Distinctionではその英単語や英熟語の歴史的な由来が解説されている。
機械的な丸暗記ではなく「ふむふむ、そういうわけでそういう意味になっているんだな」と納得しながら英単語や英熟語を覚えられるのが良い。
特徴④表紙がシンプルでかっこいいので電車の中でも開きやすいw
Distinctionは電車の中でもさっと開いて勉強しやすいシンプルなデザインだと思う。勉強してます感があまりでない。
上の写真の様にキクタンのカバーデザインはかわいらしいが英単語の勉強してます感がプンプン出る。
特徴⑤100語ごとに用意されている単語の意味確認チェックが地味に有能
Distinctionでは100語ごとに意味確認チェックができるページが用意されている。こいつが何気に有能。このページで一気に単語の定着度を確認し効率的に学習を進められる。
Distinctionを使いこんだ私が感じた学習効果
Distinctionを使ってみて自分のアウトプットにおける表現の幅が少しずつ広がってきているのを感じる。
私はオンライン英会話だったりマッチングアプリのBumbleを使って(使い方違うという突っ込みはやめてね)ネイティブ相手にアウトプットもしているのだが、その中でふとした時にDistinctionの表現が出てくるようになった。たとえばbook-smartだったりstreet-smartだったりがかなりふっと出てくるようになった。
また前述したように映画だったり、ネイティブ同士の英語対談をYouTubeで見ているとDistinctionで習得した英単語や英熟語に高頻度で遭遇する。
以前は意味が分からなかった英単語や英熟語がリアルタイムで分かるようになってきているのがうれしい。
DistinctionはNetflixと併用すると最強
DistinctionはNetflixと併用すると最強だ。マジのマジで最強だ。
Netflixの映画やドラマではDistinctionで習った単語に遭遇することが多い。どんな会話の流れでその単語が使われているのかリアルなイメージが湧く。すると記憶が強化され単語は自分のモノとなる。
>>Netflixが英語学習教材として神すぎた【効果が出る勉強法を共有】
なお私個人がNetflixで一番好きなのは『Love is blind』 。
「顔を見ずにトークだけで結婚相手を探すお見合い」というコンセプトが面白かった。なによりDistinctionに載ってる単語がドバドバ出てくる。
まとめに代えて:Distinctionがおすすめな人
Distinctionに掲載されている英単語や英熟語の感じから言うとTOEIC対策にはあまり向いていないように思う。TOEICではビジネスシーンの単語が頻出するわけだけどDistinctionはビジネスシーンの単語にフォーカスしてる感じではない。TOEICならキクタンの方が良いと思う。
一方、映画のセリフであったりネイティブが実際に日常で使用している会話で高頻出な単語を重点的に学びたい人にはすごくおすすめの単語帳だと思う。
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