「早く英語の点数上げたいんだけど、どうしたらいいかな?」
大学受験を控えている高校生のいとこから英語学習の相談を受けました。
数学や社会や国語は点数が良いものの英語が足を引っ張っているそう。
相談を受けて、できるだけ短期で英語を伸ばす方法をアドバイスすることになったんです。
先に断っておくと私は圧倒的な凡人です。でも短期でTOEIC900までは持っていけました。
正直、英語って”要点”さえ押さえて学習すればどんな凡人でも割と短期で結果は出ると思うんです。
一方、その要点を外すとどんだけ時間をかけても伸び悩む。
今回は要点を押さえて効率よく1カ月で英語を伸ばす戦略について共有したいと思います。
筆者プロフィール
俺(@kintameman)です。本業はマーケター。副業でちょこちょこライティングしてます。
2021年8月より、かねてから苦手意識のあった英語の学習に取り組み始めました。
当ブログでは英語との悪戦苦闘の記録、役立った学習法、教材や学習サービスについて発信しています。
<学習履歴>
2021年8月 英語学習開始
2022年1月 TOEIC900取得済
1カ月で英語を伸ばすには要点を攻めることがハイパー重要
へっ?「1カ月で英語を伸ばしたい」だって?英語はそんなにすぐ伸びないよ。急がずコツコツやることが大事。
これは一般的かつ❝良心的❞な意見だと思います。
私もコツコツ学習することの重要性は痛いほど認識しています。改めて口に出すまでもないでしょう。
でもコツコツとダラダラを混同してはならないというのもまた同様に肝に銘じておかなければならないと思うんです。
学習でも仕事でもなんでもそうですが日本社会において「コツコツ」がダラダラすることの言い訳になっている事例は多いと思う。
1カ月で英語力を伸ばしたいっていう「楽したい気持ち」はコツコツと同じくらい大事にした方が良いと思うんですよね。
1カ月という制限を設けると学習の質が必然的に高まります。1カ月で英語力を伸ばすには文法、英単語、発音、読解、あれもこれもやれないので「選択と集中」が重要になってきます。
学習効果が最大化される「要点」に絞って学習する必要が出てくるわけです。
そう要点を攻めるのが大事。
<巨兵ゴリアテと少年ダビデの対決>てストーリーを知ってますでしょうか?
旧約聖書に出てくるストーリーなんですが要点を攻める大事さを示唆しています。
3m近い巨兵ゴリアテは頭から足先まで青銅の鎧で覆い尽くしている完全防備。武器はすべて接近戦用。
投石兵のダビデはちびでひ弱な少年。ただし投げる石のコントロールは抜群。
聴衆はみな誰もが巨兵ゴリアテの完全勝利になるかと思っていた。
いざ対決した結果・・・
少年ダビデは鎧からはみ出ていた巨兵ゴリアテの額に石を当てて倒すことに成功。
ここで考えたいのが、少年ダビデがむやみやたらと石を投げても鎧にはじき返され巨兵ゴリアテに叩きのめされていたでしょう。
<巨兵ゴリアテと少年ダビデの対決>は要点を攻めるのがむっちゃ大事てことをこれでもかというほど物語っているストーリーです。
英語学習でも要点を攻めることは同じくらい重要だなと思うんです。
で、その肝心の要点がどこなのかですね。残念ながら、これは人によって違ってくるでしょう。
えっ?がっくり。教えてくれないの?
と思った方いると思います。
どこが攻めるべき要点なのかこれに関してはあなたの今の英語力の状態によるでしょう。あとどれくらい学習時間を確保できるかにもよりますしね。
人によって置かれてる状況は違うので、あまり無責任にアドバイスできないなとも思うんですね。
そもそも英語力と一言で言っても「読む」「聞く」「書く」「話す」のどの能力を高めたいかによって攻めるべき要点は違っているでしょう。
ただし、こんな結論だとあまりに尻つぼみなのでもう少し生産的な提案をしたいと思います。
私は英語上級者以外の日本人にとって英語学習でまず攻めるべき要点は一定程度は共通しているとも思ってるんです。
過去の私、高校生のいとこ、学習アドバイスを求めてきた友人の英語力を分析したところ、みな似たような❝ある問題❞を抱えていたんです。その問題を潰すことこそが英語学習の要点だなと思うに至りました。
偉い先生方が書かれた本「英語独習法」「科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!」を読んでみて、さらにその思いは強まりました。
以降では日本人が英語学習で抱えがちな❝ある問題❞とは何なのか見ていきましょう。
日本人なら英語学習において攻めるべき要点は❝ある程度❞共通してる件
私にアドバイスを求めてきた友人はTOEIC、いとこは大学受験のために英語学習をしています。
友人は国立大出身で大学受験時の英語力はそこそこあったのだと思います。いとこは東京都内のKから始まる有名私立大学を目指しています。
一定の英語力がある2人でしたが過去の私と同じような致命的な欠点があったんです。
それが「単語がしっかり定着していない。単語の発音をまともに聞き取れていない」ということでした。
アプリのキクタンTOEICでTOEIC600レベルの単語の発音を再生し、意味が瞬時に出てくるかどうかチェックしたんです。
2人とも単語の意味が曖昧な単語がたくさんあったのと、聞き取れない単語が無茶苦茶多かったのです。単語がしっかり定着していなかったわけです。
そもそも単語が定着していないとリスニングでも聞き取れず内容も理解できないです。リーディングでも文の意味を取れなくなります。
振り返ると、私たちは学校教育で単語と発音とをセットで覚えてこなかったですよね。
単語テストは
・日本語→英単語
・英単語→日本語
みたいな「読み書き主体」の確認テストでしょう。
それゆえ単語の発音を聞いて瞬時にパッと意味が出てくる状態まで仕上がっていないのです。みな同じような内容の英語教育を受けてきた日本人は程度の差こそあれ❝単語の発音❞に問題を抱えているでしょう。もちろん個人差はあると思うので自分に該当していない自信のある人はこの記事はどうぞ無視してください。
ただし、大多数の日本人にとって1カ月という短期で英語力を高めるには「単語を発音とセットで徹底的に覚える」ことが最も学習効果が高いと私は自分の学習経験から言える点です。
単語を発音とセットで覚えるにはキクタンアプリが尋常でないくらい有用
単語と発音とをセットで覚えるやり方ですが、アプリのキクタン TOEIC【All-in-One版】を使うのがおすすめです。
キクタンアプリでは以下の様に英単語の発音を再生できます。
キクタンアプリで単語の発音を聞いて瞬時に日本語の意味が出てくる状態を目指します。
たとえばoutcomeの発音を聞いて「結果」という意味がパッと出てくる状態を目指します。
瞬時に意味が出てくるところまで仕上げるとリスニングでもoutcomeという単語を認識できるようになります。
リスニングだけでなくリーディングでもoutcomeが出てきた際にすぐに意味が取れるようになります。
発音から単語を覚えることの学習効果はむっちゃくちゃ高いと思いますね。
アプリキクタンTOEICはTOEIC600、800、990が収録されています。まずはTOEIC600から始めるのがおすすめです。
毎日1~2時間ほど確保できれば1カ月でTOEIC600の掲載単語は仕上がるでしょう。
基礎的な単語が❝しっかり❞定着するとリスニングで今まで以上に聞き取れるようになったり、リーディングでもすぐ意味が理解できるようになったり一定の手ごたえを感じられるはず。
多読やシャドーイングや文法学習よりも速攻性があるでしょう。
私自身もキクタンTOEICの単語を全て発音とセットで覚えたのがTOEIC900点取得に大きく寄与したと思ってます。
要点を攻めることの大事さ
私は<巨兵ゴリアテと少年ダビデの対決>の話が大好きです。
能力が高くない自分みたいな凡人でも要点を攻めさえすれば勝ちをおさめることができる可能性は十分にあるのだと勇気づけられるからです。仕事、学習、プライベートのすべてに言えることだと思うんです。
英語学習も同様に要点を攻めるのが大事だなと心の底から思っています。
なお私がこういった要点を攻めることが大事だと考えるようになったきっかけがあるんですね。それがベネッセグループの英語コーチングスクール『ストレイル』を受けたことでした。
英語力が上がったのはもちろんなんですが戦略的に学習することの重要性を教えてくれました。その時の体験談は以下の記事で書いています。
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