英語が上達しない
「こんなに勉強してるのに何で英語できるようにならないんだろう」
私は昔、アウトプットが大事と考えオンライン英会話をひたすらやっていました。
英会話慣れはしましたが英語力は頭打ちしました。お世話になったDMM英会話の講師は良い人が多く楽しかったので英語を好きになることができました。英語学習の習慣もつきました。
でも講師を相手に現在形、過去形、未来形などのシンプルな英語での会話はできましたが、表現力はいつまで経っても乏しいままでした。
MeetUpイベントに参加しネイティブの会話の輪に入ったものの「これは、ダメや。全然聞き取れねーわ」と撃沈したことも幾多。
英語を上達させるための打開策は何も思い浮かばなかったです。
色々検討した末に受講生が軒並み英語力を伸ばしている英語コーチングスクールを受講することにしました。
結果として、英語のスピーキングテストVersantのスコアが3カ月で8点アップし46点になりました。
留学8カ月に相当するらしく、海外赴任できるレベルまで英語力を高めれました。今後も引き続き研鑽しVersant60を目指します(ネイティブと張り合えるレベル)
8月17日 | 10月2日 | 11月7日 | |
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総合 | 38 | 43 | 46 |
文章構造 | 42 | 48 | 48 |
語彙力 | 48 | 49 | 53 |
流暢さ | 31 | 40 | 44 |
発音 | 33 | 35 | 40 |
英Pearson社が開発し、日本では日本経済新聞社が提供している英語テストのこと。
TOEICがリスニングやリーディングの能力を計測するのに力点を置いているのに対し、Versantは実戦的な「英語で受け答えする能力」を計測するのに力点を置いているテストです。
Versantのスコア幅は20~80点で、35点で片言でしゃべれるレベル、30点台後半で日常生活で困らないレベル、47点が海外赴任できるレベル、50点で英語圏で仕事ができるレベル、58点でネイティブと対等に議論できるレベル。
日本人のVersant受験者の分布は以下のグラフの様な感じです。
なおVersant受験者のTOEIC申告点数は”平均”で「796点」です。つまり既に英語学習を割とやってきたであろう人が受けてるテストです。そのVersant日本人受験者の平均スコアが38点です。現状ではレベルが高めなテストと言えるでしょう。
英語上達しない人は大体においてインプット不足
私の英語が一向に上達しなかったのはインプットをしっかりやるフェーズがゴッソリと抜け落ちていたからなのです。
以下の図を見て頂きたいです。
インプットした内容の一部分がアウトプット可能な内容となります。
単純化しますが知っている知識のうちで話せるのはたった10%くらいしかないのです。だからこそインプットの厚みが重要になります。
もちろん”アウトプットを意識して学習するのは重要”だとは思います。いくらインプットばかりしても結局使えなければ意味ないですよね。
あとアウトプットすることで「英会話してる時、この表現できなかったな。どうやって表現するんだろう」みたいに色んな気づきもありますよね。
ただしアウトプットに偏重しすぎると英語力の伸びは頭打ちします。これは当初アウトプットばかりしてた私の経験から断言できますね。
インプットの重要性に関しては第二言語習得論においても明らかになっていますし、日本語含め20か国語を話すSteve Kaufmann氏も「まずは読み聞きのインプットをして対象言語に浸り切れ」と以下の動画で語っています。
それじゃあどうすれば良いのか?
それではどうやって英語学習を進めれば良いのか。
私が受講した英語コーチングスクールのストレイルの学習メソッドをそのままマルっと紹介します。第二言語習得論を応用したエビデンスに沿った英語学習法になります。インプットとアウトプットの比率が程よいバランスになってます。
独学で学習したい人にとってもこの学習メソッドは参考になるでしょう。市販の教材を使って学習可能です。
①キクタンで単語暗記30分
②TOEICリスニングパート4の音声でシャドーイング30分
③TOEICリスニングパート2の音声でオーバーラッピング20分
④アウトプット向けトレーニング20分
⑤週によって英作文も実施10分
この学習メニューに近い内容を3か月継続すれば独学であっても一定の効果は実感できるはずです。ストレイル受講生で3カ月でTOEIC200~300点アップしてる人はザラにいますので。
①キクタンで単語暗記30分
まず単語の増強です。単語はキクタンのアプリを使用して学習していきます。キクタンTOEIC600、800、990をそれぞれ仕上げます。
キクタンのアプリでは英単語が発音されるので”瞬時に”その意味を答えられる状態を目指します。
気を付けていただきたいのが”瞬時”に答えれないとそれは定着していることにはなりません。
これが結構曲者で私の場合はキクタン600ですら仕上げるのに1カ月もかかりました。
単語学習は凄くシンプルな学習ですがバカにして手を抜いてはならないです。私も最初は「いまさら単語帳をやり直すなんて」と思っていましたが、仕上げた後に単語帳をやり込むことの威力を感じました。
徹底的にキクタン600を仕上げた後はネイティブの発言している内容への理解度が格段に上がりましたからね。
TOEIC900以下の人であればキクタン600をまず徹底的に仕上げることを強くおすすめします。何となく単語の意味を知っているのと”瞬時”に単語の発音を聞いて意味を理解できるようになるのとは全然違います。
②TOEIC問題の音声でシャドーイング30分
シャドーイングをやりながら音声変化をマスターしました。
①連結
単語同士がつながって発音されること。
take on→テイコン
②同化
隣り合う音に影響を受けて、違う音に変化すること。
get your car→ゲッチュアカー
③脱落
あるべき音が発音されないこと。
cut this→カッディス
④「ら行化」
tやdが母音に挟まれると日本語のら行に近い音になること。
water→ウォーラー
⑤弱形
文で大した意味を持たない”機能語”である人称代名詞、前置詞、be動詞、助動詞などが弱く曖昧な発音になること。
of→ブ
英語の音声変化をマスターするのは正直、面倒くさいです。
シャドーイングのやり方が分からない人は以下の動画を見てください。よくまとまっています。
シャドーイングはストレイルのオリジナル教材が用意されていたのでそちらを使用しました。この教材はTOEICのリスニングパート4を抜粋したものになります。
ストレイルに通う予算がない人はTOEIC(R)テスト新形式精選模試リスニングを購入しそちらを使ってリスニングパート4の文章でシャドーイングをすると良いでしょう。
音声変化のルールに関しては「5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる」を一冊読んでおくと良いと思います。
ちなみに音声変化を攻略するとYouTubeのネイティブの英語の動画が格段に聞きとりやすくなって楽しくなってきます。ほんと、びっくりしますよ。努力は裏切りません。
私は英語を聞け取るようになったので英語でデザインも勉強してます。英語の動画って有料級の動画がゴロゴロと転がっているんですよね。英語を習得するメリットをひしひしと感じてます。
③TOEIC問題の音声でオーバーラッピング20分
TOEICのパート2を使ってオーバーラッピングをします。
これも音声変化を再現するためのトレーニングです。日本人が苦手とする音声変化を攻略するのが先決なわけですね。
キクタン600、800、990の単語を押さえたうえで音声変化を攻略すればTOEICのリスニングパートは高得点を狙えます。
オーバーラッピングの方法は以下の動画で解説されています。
④アウトプット向けトレーニング20分
インプットした知識はアウトプットできるようにトレーニングする必要があります。このアウトプット向けトレーニングが日本人には足りていないです。
実際、TOEIC満点の人でもいざ英語を話そうとしても話せない人は多いです(英語が話せない理由、TOEIC満点でも話せるようにならないワケ)
この理由はインプットした知識をアウトプットできるようにトレーニングしていないからですね。逆に言うとTOEICハイスコアでインプットが既にできてる人がアウトプットできるようトレーニングすれば一気に話せるようになります。
アウトプット向けのトレーニングには「英語のハノン 初級 ――スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル 」が有用です。
「英語のハノン 初級 」では文法を無意識に使えるようになるまで1000本ノックをします。超推奨本です。
⑤週によって英作文も実施10分
私の学習目標はアウトプットすることでしたので英作文も10分ほどしました。
関係代名詞を使ったり、分詞構文を使ったり、動名詞を使ったり、表現の幅を広げるトレーニングをしました。1人で英作文できない人であればベストティーチャーを利用するのも手ですよ。講師が英作文を添削してくれます。
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ワーホリや留学で英語が上達してる人としていない人の違いは何なのか
私はMeetUpの言語交換イベントによく参加してます。私以外にも日本人の参加者の人がいて、英語圏に1~3年留学してたという人もたくさんいます。
留学経験者には流暢に英語を話す人もいれば出川さんのような英語を話す人もいます。相当にばらつきがあります。
私はこの差に興味を持ったので何人かに軽く聞き取りを行いました。その結果、英語の上達が早い人の特徴と英語が上達しない人の特徴を抽出できました。
英語の上達が早い人の特徴
ネイティブに混じって流暢に英語を話している女の子がいたので「凄く英語上手ですね。どうやって学習したんですか?」と詳しく話を聞いてみるとカナダとフィンランドへの留学経験がある子でした。
留学中はルームメイトがネイティブだったり英語を大量に聞く機会、つまりインプットする機会が多かったようです。もちろん会話もするのでアウトプットの機会も大量にあったみたいですね。
その女の子は中学からずっと英語が得意科目だったらしく文法や単語については留学以前に相当身についていたようです。
つまりインプットが固まっている状態で留学に行き、アウトプットする機会を豊富に持ったので飛躍的に英語を上達させることができたわけです。
英語が上達しない人の特徴
一方で1年間カナダに語学留学してた男性の場合は相当に片言の英語でした。会話を聞いていても語彙力と英文法が不足しているのは明らかでした。
その人に話を聞いたところ語学学校でも英語でアウトプットする機会自体はあったみたいです。しかし語彙と英文法が固まっていなかったのが問題だったんでしょうね。正直、1年留学していたと思えない片言の英語でした。
留学前にしっかりインプットした上で留学に行っていたら結果は相当違っていたのではと思います。
そういう人を見ると、本当にもったいなと思います。
留学する前に語彙と文法を徹底的に固めてTOEICを800~900点台にしてから渡航するでしょう。そして留学をインプットではなくアウトプット練習の場として活用するでしょう。
おまけ:おすすめの英語コーチングスクールはこの3つ
おまけです。皆さんお気づきの通り、私はストレイルを本記事内で強烈におすすめしています。私自身が受講して英語力がアップしたのもありますし、ストレイルはベネッセグループのスタディハッカーが運営しているスクールで教育に超真剣な点もいいなと思ってます。
ちなみにイングリッシュカンパニーもスタディハッカーが運営しているスクールです。Twitterで知り合った受講生の方からどんな感じのスクールだったか詳しく話は聞いていて、強くおすすめできるスクールだと思いましたので掲載します。
料金や内容は以下の比較表にまとめました。左からおすすめ順です。
ストレイル | イングリッシュカンパニー | プログリット | |
---|---|---|---|
料金(税込) | 28万500円/3か月 | 54万4500円/3か月 | 38万600円/2か月 54万4500円 /3か月 |
入会金 | 5万5000円 | 5万5000円 | 5万5000円 |
講師の専門性 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
講師のコミット度 | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
面談回数 | 週1回30分 | 週2回90分 | 週1回60~90分 |
学習サポート | 日々の進捗管理 | 日々の進捗管理 | 日々の進捗管理 シャドーイング添削 |
1日の必要学習時間 | 1.5時間~2時間 ※人によって違ってくる | 1.5時間~2時間 ※人によって違ってくる | 3時間 |
教室場所 | 新宿、銀座、梅田 | 恵比寿、神田、銀座、品川、新宿、有楽町、有楽町第2、池袋、六本木、横浜、大宮、梅田、四条烏丸、神戸 | 有楽町、新宿センタービル、渋谷、神田秋葉原、池袋、六本木、横浜、名古屋、阪急梅田、西梅田 |
営業時間 | 平日10:00~22:00 土日祝日9:30~22:00 | 平日10:00~22:00 土日祝日9:30~22:00 | 平日13:00~21:00 土日9:00~19:00 祝日 休み |
繰り返しますが、どれを選べば良いか迷っている人はストレイルを選んでおけば間違いないでしょう。
ストレイルはマジでコスパ最強ですからね。
面談時間は1回30分と少ないですが毎回の面談は無茶苦茶濃密。
専門性の高いトレーナー指導の下、確実に成果の出る学習方法で効率的に英語力を伸ばせます。
自分1人だと「正しいやり方」なのかどうかは確認できないです。たとえばシャドーイング1つ取っても自分1人だと間違ったやり方になりやすいです。独学は非効率な回り道をしてしまいがちです。
ストレイルであればシャドーイングをしっかり「正しいやり方」でできているか専門性の高いトレーナーが的確なフィードバックをくれ正しいやり方に軌道修正できます。結果、私自身も短期で英語力がグッと伸びました。苦手だったネイティブの英語も聞き取れるようになりました。
なぜ私がここまでストレイルをおすすすめしているのかは以下の受講記録を読んでもらえば理解してもらえるはずです。
STRAIL(ストレイル)受講記録①初回面談で度肝抜かれた
STRAIL(ストレイル)受講記録②1~7日目、トレーナーさんにちょっと怒られた(=、=`)
STRAIL(ストレイル)受講記録③7~21日目、うぉおお、発音の改善度合いがパネぇぜ
再度まとめておきますね。おすすめのスクールは以下です。参考にしてください。
1位 ストレイル33万5500円/3か月
→ 講師の英語力分析が半端ない。アドバイスに従ってしっかり学習メニューをこなせばほぼ確実に英語力は大幅に向上します。料金も安めでコスパ最強です!
2位 イングリッシュカンパニー59万9500円/3か月
→ ストレイルの姉妹サービスです。同様に講師の英語力分析が半端ない。料金はストレイルよりも高いですがその分サポートが手厚く週2回1回90分のマンツーマンレッスンつき。
3位 プログリット59万9500円/3か月
→こちらの生活全体に入り込んで英語学習の習慣形成をサポートしてくれる。英語学習の習慣が根付いたのはプログリットのおかげです!シェアする
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