自営業、正社員歴なしが転職活動をした結果【起業経験者の転職】

キャリアハック

ふー一服一服。

昨年12月から就職活動に取り組んできました。

私は大学を卒業してから一貫して自営業として働いてきました。

「転職、楽勝だったよ」とカッコつけて言いたいところですが、ここは正直に言っておきます。

自営業からの転職はすんなりとは行かずなかなか大変でした

特に私の場合は”正社員歴なし”と職歴がズタボロなこともありました。

そもそも書類選考の時点で弾かれやすいのです。書類選考で祈られまくりました。

私がもし企業の採用担当の立場になったとして自分みたいな経歴の人は話を聞く前に真っ先に弾くかもなので仕方ない(笑)

話を聞いてもらう前に弾かれるんです。ここ重要。逆説的にですが、ここに「自営業者の転職成功のヒント」が隠れていました。

筆者経歴

筆者(@kintameman)です。

大学時代にITベンチャーやインドの現地企業で営業を経験しました(正社員ではありません)

大学卒業後は就職せず自営業としてWeb制作、企業向けコンテンツマーケティング、求人広告制作、Webメディア運営(計4メディア)などを生業にしてきました。

自営業として活動する中でビジネス環境の変化に加え、事業を伸ばす自分の力量に限界を感じ就職することを決断しました。

自営業というラベルは不利に働きやすい

自分のことをもっと知って!

いくらこちらがそう思っていたとしても人は分かりやすい「ラベル(目に見える情報)」で真っ先に人を判断します。

たとえばですがSNSのフォロワー数などが分かりやすいです。

・フォロワーが30万人でプロフィはスーツの男性(でも実は詐欺師)
・フォロワーが10人でプロフィはジョーカー(でも実は成功してる金持ち)

実体がどうであれ、人がどちらをフォローしたくなるかというと前者ですよね。

人の認知能力には限界がある。それゆえ”分かりやすい”ラベルを手がかりに相手がどんな人物なのか大体の認識を固めます。だからこそエラーも多いんですけどね。詐欺師に騙される人が絶えないのもそういうわけです。

自営業という”分かりやすい”ラベルによって以下のように認識されやすいです。

・組織に馴染めなさそう
・マイペースそう
・プライド高そう

でも実際のところ、かなりの部分はその人の性格の問題なはずです。

私の知っている自営業者や事業家10人くらいの狭い観測範囲ではありますが、対人関係能力やコミュニケーション能力は高い人ばかりです。

交流していて腰も低く、プライドが高いと感じたことは一度もないです。概して行動力がある人が多く、パワフルなのでテストステロン値は少し高いかもしれません。

でも前述したように”分かりやすい”ラベルでジャッジされる現実は厳然とあります。

ネガティブな認識は放っておくとそのままネガティブな認識のままです。

転職活動をしていて、そのネガティブな認識をポジティブな認識に変えるための先手、先手の働きかけが必要だと感じた次第です。

ネガティブを認識をポジティブな認識に変えるための先手の働きかけをする

繰り返しとなりますが、転職活動を進めるうちに自営業という経歴から以下の様に認識されやすいことがわかってきました。

・組織に馴染めなさそう
・マイペースそう
・プライド高そう

一言で言うと「すべて自分で判断し行動する独断癖があり協調性に欠けるのではないか」という懸念が持たれやすいのです。

そのため私は履歴書の備考欄や職務経歴書の自己PR欄にその懸念を払しょくするための内容を補足していきました。

面接においても「これまで自営業でやってこられたんですね。でも今になってなぜ就職を検討されてるのですか?」と訊かれることが多かったですが、その際には以下の内容をお伝えしたところ概ね納得いただけました。

もちろんテクニックではなく本心から思っていることをそのままお伝えました。

自営業として活動する中で新しい経験やスキルの習得がしづらいこと、小規模な仕事しかできないことに物足りなさを感じるようになりました。

組織で人と働くことがいかに貴重であるかを認識するようになりました。自分とは異なるスキルを持つメンバーからも学びを得て、お互いの強みを活かしてプロジェクトに取り組むの価値を実感し、組織に入って働く道を選択した次第です。

これまで自営業者として働く中で取引先や外注先とも密にコミュニケーションを取るなど、チームワークは大切にしてきました。

御社でも、チームで一丸となって大きなプロジェクトを成し遂げることにチャレンジしたいと考えています。

企業の成長フェーズによって自営・起業経験は強く求められるケースもある

企業が置かれているフェーズによって評価されやすさが大きく異なっている事に気づきました

自営業というラベルがネガティブに働く場合も多いですが、ポジティブに働く場合もあるのです。

自営業や起業を経験している人であれば以下の様な資質を持っている可能性が高いでしょう。

・実行力
・当事者意識
・改善サイクルを回せる

上記の資質を求職者に求めている企業は確実にあります。それが新規事業立ち上げに取り組んでいたり成長フェーズにある企業です。

実際、私が内定を貰った企業やスカウトを貰ったり、評価された企業は新規事業を立ち上げていたり、どんどん変化していっている成長フェーズにある企業でした。

転職活動では自営業経験が評価されやすい成長フェーズにある企業を見極めることも、また重要だなと。

ある程度数を打つのも重要ですがリソースは限られているので可能性の高そうなところで戦うのが大事です。

過去→現在→未来の一貫性を意識する

今まで何をやってきて、どんなことができるようになっていて、これからどんなことをやっていきたいのか。

一貫性を伝えることが極めて重要。そう感じました。

「一貫性を伝える」のは自営業からの転職だろうが、フリーターからの転職だろうが、正社員からの転職だろうがどの属性の人の転職活動でも最重要なポイントだと思います。

採用担当の立場になって考えると至極当然な話でもあります。

たとえばWebマーケターを募集している企業にAさんとBさんの2人の求職者が応募しました。

Aさん:ホテルのフロント係として働いている。SNSでフォローしているインフルエンサーがマーケターになることの良さを発信していた。その発信に触発されてマーケターになりたいと考え転職活動を開始した。

Bさん:零細企業の事務職として勤務している。社長の代わりに会社のブログやメルマガ、SNSを更新し続けた結果、月に1万人が訪問するブログになった。ブログ経由で商品への問い合わせが入ってくるようになった。モノをネット上で売ることに興味が湧きマーケティングを究めたいと考え転職活動をすることになった。

絶対、Bさんを採用しますよね。Bさんはブログやメルマガ、SNSで集客をした経験がありすでにWebマーケターとしては即戦力と言える経験を積んでいます。どの様に自社に貢献してくれそうかリアルにイメージできるので採用したくなります。

一方でAさんをもし採用したとしても活躍してくれるイメージが湧きにくいですし、「やっぱ思ってたのと違った」とすぐ辞めそうな臭いしかしません。過去にマーケターに求められるような業務をこれまでほとんどしたこともなく一貫性がないからです。

ここからは私自身がどの様に一貫性を伝えたのか具体例を挙げておきます。

以下の様な内容を志望動機や自己PRに盛り込みました(実際はもう少し詳しく書いてます。ここでは端折ってます)

個人業主として働き始めて当初はライターとして企業のオウンドメディアの記事、セールスレター、メルマガ等の執筆代行をしました。
ライティングをする中で「ただ記事を書いて終わりではなく、書いた記事をストックできる事業を作ってみたい」とWebメディアを立ち上げました。

Webメディアでは広告主の商品・サービスの紹介記事を計600記事掲載。
検索結果への上位表示とコンバージョンレートを上げるための戦略としてユーザーへ取材を行い1次情報を基にしたコンテンツ制作にこだわりました。

読者がコンテンツを読んだ際にその商品を利用しているイメージが頭の中にリアルに思い浮かぶようなコンテンツの制作を心がけました。

またヒートマップでコンテンツのどの箇所が読み込まれているのか解析した上で随時コンテンツの構成に変更を加え滞在時間を改善し続けました。

その結果、月間○○PV、月間売上○○円という業績を挙げることができました。

こうして自営業として様々な広告主の商品・サービスを販売する中で1つの商品・サービスのグロースにコミットしたいという想いが次第に強くなりました。企業のマーケターとしてキャリアを積むために就職することを決断しました。

今まで何をやってきて、どんなことができるようになっていて、これからどんなことをやっていきたいのかの一貫性を意識して伝えるようにしました。

・実行力
・当事者意識
・改善サイクルを回せる

自営業者としての強み、期待されるであろう資質を持っていることも要所要所に盛り込んでおきました。

敵を知り己を知れば百戦殆からず

という孫子の兵法に出てくる有名な一節がありますがこれは本当に転職活動にも当てはまる。

相手(企業)が置かれている状況と自分が置かれている状況をより俯瞰的に見ることによって、転職活動の成功確率が上がりやすくなる。

転職エージェントは思っていた以上に役立った。特に履歴書添削、市場価値、年収交渉でかなり助けてもらった

ぶっちゃけ転職エージェントにはあまり期待してなかったです。

ただの情報伝達係くらいにしか思っていなかったんですよね。

でも今は転職エージェントに感謝しています。

特に

・履歴書や職務経歴書の添削

・市場価値の把握

・年収交渉

においてエージェントの価値があると感じました。

私はリクルートエージェント、Geekly、DODA、GREEN、ビズリーチなど合計5つ以上の転職エージェントや転職サイトを使いましたが最終的にリクルートエージェントでスカウトをもらった企業の内定を受諾しました。

リクルートエージェントの担当さんは凄く頼りになりました。

マーケター職のキャリアパス、マーケターに求められるスキルセット、私の現状のスキルセットだとどれくらいの市場価値があるのか解像度高く把握されてました。

ここだけの話、エージェントによっては職種や転職市場に明るくない担当さんもいたので結構差のつく部分だと思います。

あと内定が出てオファー面談の前に年収交渉をする際にもエージェントの存在に助けられました

私は正社員として働いたことがないため年収をいくらに設定すればいいか皆目見当がつかなかったんです。

当初は「自分は正社員歴もないし年収300万円貰えれば十分だ」と適当に思っていたんです。今やってる事業を半自動化し副業にして回せば生計は立つので本業にあまり収入は求めなくてもいいかなと思っていました。

ただ念のため担当さんに相談したところ「○○さんのこれまでのご経験、スキルを鑑みるとおおよそ○○万円前後が妥当かと思われます」と助言をいただけました。
担当さんが間に入って年収交渉してくれたのが世間知らずな自分にとって凄く助かりました。

我人柱となる

自営業からの転職はなかなか大変でしたが、これまでの経験を買ってくれるマーケティング会社があり内定を頂くことができました。その企業は社員の東大出身比率が無茶苦茶高く低学歴な私は恐怖で震えています。

社長は私とほとんど年齢が変わりませんが、これまでに数々の事業を起こしている連続起業家です。

ほぼ同じ歳なのに雇用を生み出していることそのものがマジでリスペクトです。

自分は外注で仕事を発注するくらいが限界だったので正社員を雇うことの大変さは想像に余りあります。正社員を雇用するのって膨大な固定費ですからね。ついそんなことを考えてしまいます。

本当に感謝です。我人柱となり馬車馬のように働く所存です(大袈裟)

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shin

「頑張らずに成果を出したい」なまけ者です。
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ペンネーム若旦那で現代ビジネスに寄稿してます。
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