悲報?
朗報?
さあ、どっち?
TOEICは無意味なのかどうか。この永遠の議論に終止符を打ちたい。
こんにちわ筆者(@kintameman)です。
私は英語にずっと苦手意識を持っていました。世界一周したり曲りなりにも海外滞在経験はそこそこあったのに、あまり流暢な英語を話せませんでした。
理由はもちろん、まともに英語を勉強してこなかったからですね。はいw
しかし、昨年、外資系企業も視野に入れた就職活動を開始したんですね。外資系企業は応募条件としてTOEICスコア800点以上を設定しているところが多かったんです。
どうせならとTOEIC900を目標に勉強することにしました。
TOEICの勉強は大学生の時以来、約10年ぶりです。
大学生の時は独学でグダリにグダリましたが、今回は諭吉を使ってスマートなズルをしました。
3カ月間、英語コーチングスクールのストレイルを受講してパーソナルトレーニングみたいに講師に二人三脚でついてもらったんです。
その結果、TOEIC900はピッタリ、そのまんま取得できました。
TOEIC900取得した上で就職活動もしました。
ぶっちゃけTOEICって意味あるっちゃ意味あるけど、使い方次第で意味ないっちゃ意味ないかもと感じましたね。
「おいおい、どっちなの?はっきりしてよ」と突っ込まれそうですが本当にそうなんですね。
何事もメリットがあればデメリットもある。そういうもんです。
❝自分にとって❞TOEICがもたらすメリットがデメリットを上回ると感じるのであれば、TOEICスコアを目標に勉強すればいいのではないか。私はそう思います。
ただし、TOEICにどんなメリットとデメリットがあるかは実際TOEICの勉強してみたり、TOEICスコアを活用して就職活動をしてみないとわからないもんです。
そこで今回の記事では私がTOEIC900を取得して実感したメリットとデメリットについて共有します。何かしら皆さんの参考になればと思います。
筆者プロフィール
俺(@kintameman)です。本業は広告代理店勤務。
2021年8月より、かねてから苦手意識のあった英語の学習に取り組み始めました。
当ブログでは英語との悪戦苦闘の記録、役立った学習法、教材や学習サービスについて発信しています。
最近は上達に伴って英語コンプレックスが少しずつ浄化されつつあります(/・ω・)/
<学習履歴>
2021年8月 英語学習開始
2022年1月 TOEIC900取得済
【悲報】TOEIC990点満点でも話せない人はたくさんいる
悲報・・・
TOEIC990点の満点でも話せない人はたくさんいます。
これはウソではございません。
私自身、TOEIC900を取得した時に思ったんですよね。
「こりゃあ、TOEIC満点になったところで別に話せるようにはならないだろうな」
と。
えー話せるようにならないのか・・・じゃあTOEICに何の意味あるの?意味なくない?
よー。お嬢ちゃん、早合点しなさんな。
TOEICって確かに一見、意味ないように思えるんです。でもTOEICは意外と使えるテストでもあるんです。
私はTOEICには感謝してるんですよね。
以降でTOEICのデメリットとメリットを個別に見ていきましょう。
TOEICのデメリット
デメリット①TOEIC高得点=話せるではない
デメリット②実際のネイティブの発音より異常に聞き取りやすい
デメリット③内容がビビるくらいおもんない
デメリット①TOEIC高得点=話せるではない
繰り返しとなりますが、TOEIC高得点を取っても話せるようにはなりません。
そもそもTOEICはアウトプット力を測定するテストではないです。TOEICは前半のリスニング・セクションで英語の「聞く」力を測定し、後半のリーディング・セクションで「読む」力を測定するテストです。文法や単語、発音など英語の基礎が定着していなければ高得点は獲得できません。
だから
「TOEIC高得点=英語が話せる」
ではなく
「TOEIC高得点=英語を高度に操るための英語の基礎力がガッツリつく」
なんです。
デメリット②実際のネイティブの発音より異常に聞き取りやすい
TOEICの音声は淀みがなくスローで聞き取りやすいものが多いです。
TOEICでは聞き取れるのにネイティブとの会話では英語があまり聞き取れないことも起きがちです。
TOEICの音声はいうなれば補助輪つきの状態なんですね。
クリアなTOEIC音声で英語特有の音声変化(※下に脚注あり)に慣れるのが狙いです。
①連結
単語同士がつながって発音されること。
take on→テイコン
②同化
隣り合う音に影響を受けて、違う音に変化すること。
get your car→ゲッチュアカー
③脱落
あるべき音が発音されないこと。
cut this→カッディス
④「ら行化」
tやdが母音に挟まれると日本語のら行に近い音になること。
water→ウォーラー
⑤弱形
文で大した意味を持たない”機能語”である人称代名詞、前置詞、be動詞、助動詞などが弱く曖昧な発音になること。
of→ブ
デメリット③内容がビビるくらいおもんない
TOEICは内容が糞つまんないですね。驚愕のおもんなさ。無機質感満載。
どうやったらあんなに内容が無機質になるのか知りたい。ストーリー性が皆無。
私は現在TOEFLを学習しているんですが、TOEFLは内容にストーリーがあっておもしろいです。
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さて、ここまでTOEICをけなしました。
でも、だからといってTOEICの価値がゼロだとは思っていないんです。
実は最初にTOEICを勉強して良かったなとも思っているんです。
TOEICのメリット
メリット①英語を高度に操るための基礎ができる
メリット②日本社会では過剰評価されるので取っておいて損なし
メリット③数値目標としてなかなか優秀
メリット①英語を高度に操るための基礎ができる
繰り返しとなりますが
「TOEIC高得点=英語が話せる」
ではなく
「TOEIC高得点=英語を高度に操るための英語の基礎力がガッツリつく」
です。
TOEICで高得点を取ると一定の基礎ができます。これが良いんです。基礎がグダグダだと応用が効きませんからね。
インプットした英単語、熟語、文法のベースがあってこそアウトプットができるようになります。
私自身、TOEIC900点を取得してから話したり、書く際の語彙力や表現の幅が段違いに上がったと実感しています。
先日、昔の自分のオンライン英会話レッスンの様子を録画した動画を見たんですが、やっぱり今と比較して語彙力とか表現力はずいぶんしょぼかったです。
しっかりインプットしてから英作文やオンライン英会話などアウトプットのトレーニングをすると効率的にアウトプット能力を高めていくことができます。
≫英語が話せない本当の理由と解決策【英語が話せるようになる方程式】
メリット②日本社会では過剰評価されるので取っておいて損なし
TOEICってぶっちゃけ、そんな大したテストではないです。
TOEIC900点位ならある程度学習時間を費やし、正しい方法で学習すれば誰でも到達できるでしょう。
TOEICはそんなに大したテストでもないのに日本では過剰評価されている、いわゆる「コスパの良いテスト」だと思います。
持っておいて損はないと思います。
私自身が転職活動をしていて知ったことですが、海外市場を開拓したいと考えている優良メーカーはたくさん存在しました。外資系企業も転職活動で視野に入ってきますよね。
TOEICスコアが一定程度あればチャンスが広がります。なのでTOEICはコスパ良いと思うんですね。
アピールできる強みが何もないノースキルな大学生には尚更強くTOEIC取得をおすすめしたいですね。私自身もノースキル文系大学生だったので、過去の私にそうアドバイスしたいんです。
その理由はTOEICが「自発的に課題設定し、学習を継続し、学習法を改善し課題を達成する思考力を備えている”証拠”になるから」です。
上記の思考力ってそのまま仕事力と言えます。企業が欲しがる人材の要件です。
サークルのリーダーやってました。などのありきたりな自己PRよりも、TOEIC900取得を目標に設定し、学習メニューとしては○○○や~~~をやって、その都度学習メニューを分析・改善し最終的にTOEIC900を超えることができました。て自己PRの方がよっぽど面接官に刺さるでしょう。
メリット③数値目標としてなかなか優秀
TOEICは英語力を高めるための最初の目標としてはなかなか優秀だと思う。
というのもTOEICは難しすぎないからです。
リーディングとリスニング対策を正しい方法で一定期間しっかりやればTOEIC900は割とすんなり達成可能です。
一方で他のテスト、たとえばTOEFLなどだとスピーキングとライティングも対策しないといけないし、ちょっとハードル高すぎるかなと。受験料も2万円以上して高いですしね。
まずTOEICから英語学習に取り組むのが合理的だと思うんです。
TOEIC800や900あたりを目標にまず英語学習をやってみます。それで目標達成できれば達成感を得られますし、取得したTOEICスコアは就職活動や職場でも評価される資格としての役割も果たします。
その段階になってより一層英語力を高めたい場合はTOEFLやIELTSに挑めばいいのではないでしょうか。
何にせよTOEICは最初に取り組むテストしてはなかなかに優秀だと思う。受験料も7000円ちょっとで他のテストより安いです。
TOEICから始めるのは全然ありだと思います
私は「3か月でTOEIC900達成する」と目標設定をしてから英語学習への意識がずい分高まりました。
本気スイッチが入ったんです。
「少し頑張れば達成できそうな明確で計測可能な目標設定」は無茶苦茶大切だと思っています。
TOEICはその英語学習に取っかかる際の最初の数値目標として有用だったと思います。
私はTOEIC900を取得し、一定の基礎力がついたので今はTOEFL100を目指してアウトプット力を上げるためのトレーニングに移っています。こうやって次の段階にいけたのはTOEICのおかげだったと思っています。
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